
今月のおたよりは、浴衣の着付け方です。
浴衣は本来、湯上がりに着る、身近な物でした。
この夏は、お気に入りの浴衣をすっきりと涼やかに
着こなして、「ゆかた美人」を目指しましょう。
着丈と上前・下前幅を決めたら、
上前を平行にかぶせて、上前の褄先を床から
3~4センチ上げ、
腰紐の中央を取ります。
整えたおはしょりを伊達締で押さえます。
伊達締は、衿元とおはしょりがずれないように
留める役割をします。
伊達締の上からそれを締めます。
これで浴衣は完了です。
て先を帯幅の半分に折り、
輪が下になるように左肩に掛けます。
左肩に預けてあったて先を上にして
ひと結びします。
帯幅いっぱいに広げられる所を羽根の中心とし、
右脇で折り返してから、残りは中へとすのこ畳をします。
両羽根の布目を通し、中央に山を取ります。
手先を羽根に巻き余は、帯に収めます。
羽根は下向きにし、左右のバランスを整えてから、
右手で帯下、左手で帯上を持ち、背中心まで右回しで
後ろに持っていきます。
完成です。今年の夏はぜひ浴衣を着てお出掛けしてみましょう。